ブランキー インタビュー

TEXAS 発売時 インタビュー ブランキー レアインタビュー

ー2ndシングルにTEXASを持ってきた理由は?

浅井 別に深い意味は無い。オレは何でも良かったんだが、みんなの意見でTEXASがいいっていうのが一番多かったからさ。

ー「シングルは何でもいい」っていうのは、昔シングルをあまり買わなかったから、とか?

浅井 いや、シングルにはシングルに意味があるんだけど、全曲どの曲も好きだから、どの曲にしても俺は良かった。

ーそのシングルの意味って?

浅井 やっぱりラジオとかで沢山かけられるし、色んな人に触れる機会が多くなるのがシングルの意味だと思う。

ーじゃあそういう意味でTEXASブランキーっていうバンドがよくわかる曲なのかな?

浅井 うーん、、。そう言われるとまた考えこんじゃうんだけど。この曲でも俺たちの味は出てるけど、一曲にすべてが集約されてる曲ってないからさ

ー作曲は照井君だけどどんなイメージで?

照井 マカロニ・ウエスタン(笑)

ーやっぱり(笑)

照井 マカロニ・ウエスタンのさ、【ローハイド】とかああいうイメージ。カントリー・ウエスタンみたいに、明るくなくて、泥臭いイメージ。

ーそうだね。アメリカよりもヨーロッパ(=マカロニ)系だもんね。

照井 アウトローってイメージかなぁ。

ークリント・イーストウッドの?

照井 ああ、【アウトロー】て映画あったね。ああいう映像のイメージかな。

ーでもいわゆるマカロニウエスタンの映画よりももっとスピード感があるよね。

照井 それはあるよね。

ー馬よりもバイクに乗っているような。

照井 マカロニウエスタンの現代版。

ーそれにしても相変わらずタイトルが抽象的だよね。もしほかのタイトルをつけるとしたらどんなの?

浅井 【追憶】

ーちょっと演歌っぽくない?(笑)

浅井 ならんて。

中村 【心残り】(笑)

浅井 【追憶】って曲なかったっけ?

ー映画はあったよね。

浅井 俺はあれを連想したんだけどね。

ーそしてカップリングが「BabyBaby」と「MOTHER」のライブなんだけど、ファンへのサービスの意味で?

浅井 サービスではなくて、ただ聞いてほしいから入れました。

ーでも「BabyBaby」はアルバム未収録じゃない。それをライブでまず出したというのは?

浅井 それはライブをバーッてやった後でテープ聞いたときにこれが入れたいと思って。深い理由なんかなくて、カッコいいもんだでみんなに聞かせたいと思った。

ーライブの通り?それとも後でダビングとかしてあるの?

浅井 後で手を加えたのはほんの少しだけ。はっきり聞こえなかった所とか直しただけ。

ーあのコーラスは中村君だよね。もしかして中村君がコーラスを聞かせようとしてこの曲を選んだんじゃないの?(笑)

中村 そんなこたぁないよ(笑)あれは自然に出てきたもんだし。;

ー打ち合わせなしに?

浅井 だって「達也、ここでこうやってコーラス入れやぁ」って言うじゃん、絶対やらんもん(笑)あくまでも自分から発するときにしかやらんもん(笑)

ー最近のライブ自体はどう?今ちょうどツアー中だけど、

浅井 基本的な部分では何も変わっとらんよ。うまくはなっとると思うけど。

ーテクニック的に?

浅井 うん、息が合ってきた。でも息が合っただけじゃさぁ。今もっとそれ以上の物を求めてるんだが。

ーそれ以上というと?

浅井 もっと熱くなること。

中村 俺は逆にクールになること。もっとその曲を聞かせつつ、ライブを観せつつっていうのが出来るようになるように。俺はステージに立っちゃったらひたすら熱くなってウワーってやっちゃって、ただやかましいだけじゃん(笑)

浅井 ジョニーサンダースの持っとった、ああいう世界のさ、ステージの上で自分が自然の状態になるっていう。それぐらいの人間になりたい。

ーあれは一番難しい状態かもね。普通のまんまっていうか。

浅井 いや、でも普通じゃないよ。

中村 でもジョニーサンダースが3人おってバンドやっとったら絶対続かんて(笑)

ーじゃあライブ中はカッ飛んでてわけわかんなくなっちゃってるんだ?

中村 わけわからんよ。今回のツアーはね、九州は良かったけど、そこ終わってからスランプ気味になって、関東じゃ血管が切れて、女の子に「キャーッ」とか言われたらムカーッってきて、ブチ切れてさ「なんでこんなもん一生懸命やっとらなあかんのだバカヤロー!」とかおもって、「喰らえーっ!」って感じで。

浅井 スティック飛んで来たもん(笑)

ーライブ中は何考えてドラム叩いてる?

中村 俺はね客を意識してるのかなあ。それじゃダメなんだろうけどさ。

浅井 オレも最近客を意識しとる自分に気が付く時があるなあ。

中村 後でビデオとかで見てみるとそうは見えんのだけど、やっぱり迫力がねえなって思う。それはもっか研究中です(笑)

照井 俺は最初の頃は客のことなんか意識してなくて自分のプレイに熱くなっとんたんだね。それが、余裕が出てきたからだと思うんだけど、前を向いてプレイすることが出来んくなった真っ正面向いて弾くことがあんまりないんだわ。

ーどうして?

照井 恥ずかしいもん(笑)

ー恥ずかしい?本当に?(笑)

照井 だからベンジー達也を見とるんだわ(笑)

中村 ほいで目が合うと照れるんだわ(笑)

照井 そういう部分で余裕がでてきたんだと思うけどさ、余裕がでてきたぶん3人でライブを楽しむとか完全に曲の中に入るとか気持ちがそっちの方に運べばいいけど、それでずっと俺関西地区どえらい悩んどってさ。

中村 オレも良くなかったわ、あの辺は。

照井 それで、最近東京近辺やったらなんとなくその気持ちの持って行き方がつかめてさ、まぁ納得いくライブが出来るようになったけどさあ。

ーそれにしても照井君が「恥ずかしい」とはねえ。

中村 照れる井(笑)

ーうまいッ!(笑)

中村 いや照れるっていうか、俺なんてよ、はっきしいって女の子いっぱいいるじゃん。今までだったら「コノヤロー関係ねえや!」とか思っとったんだけどさ、急になんか自分が小さくなっちゃってさ、「ちょっとカッコいい顔でも見してやろう」とか思ってさ(笑)それをやっとった自分がバカみたいでさあ(笑)

ーそんなバンドには見えないけどなあ。

中村 照れ屋のバンド(笑)

ー見るからに怖そうなんだけどなあ。 

中村 見るからに怖そうなヤツの前で女の子がキャーキャー言ってるんだよ。そりゃあ照れるて(笑)

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