ブランキー インタビュー

プロデューサー 土屋昌己が語る ブランキー ジェット シティ

C.B.JIMレコーディング時インタビュー

最初に彼らのサウンドを聴いたときっていうのが、
自分がもう一回ロックというものを追求しようと思っている時期で、
すごく自分の理想に近いものだったんで、ショックでしたね。

それと同時にすごく嬉しくもあったし、、。
もしかしたら、彼らと一緒に出来れば、より理想に近づけるんじゃないかと思った。

ロンドンにいると、日本の音楽って非日常的で、すごく不快なものが多い。
単にBGMとして流すだけで、心には何も残らないものがほとんどなんだけど、彼らの音楽は聴いたら、突然神経に刺さってきた

実際に会ってみて、彼らの人格自体すごく興味が持てた
ああいうタイプの人は周りに多かったんで、
わかっているつもりではいたんだけど、

もっと奥深い、もっとナイーブだった、思った以上にね。
音楽を始める動機も凄く純粋だったし、、。

だから、すごく楽しいね。
こういう時代だからこそ、
こういう興味深い人たちと一緒にいられるのはすごく嬉しい。

それと、僕らは理想がほとんど同じところにあるから、、。
僕が10年やって学んできたことを、
彼らは5年で学んでしまうかもしれないけど、
僕が学んだすべてを与えようと思ってる
そういう無駄な時間を彼らには費やしてほしくないからね。

この間、こういうスタジオを1年間自由に使えたらいいねっていう話をしてて、
ベンジーは「そうしたら、もっといろんな音楽が出来るね」って。

それを聞いたときドキッとして、
こいつはロックのことだけ考えてるんじゃないんだなって思いましたね。
彼らはいろんなことをやりたいんだと思う
多分次の次、もっともっと広いところに行くんじゃないかな。

ロックって技術的な部分での基準なんてないし。
彼らは実際すごくうまいし、
それを超越した美学っていうのがあるから

彼らの魅力っていうのは、やっぱり才能ですね。

それとピュアネス、、純粋性かな。
才能があるからこそ、純粋になれるんだと思う。
そこに尽きるんじゃないかな?

 

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