ライブレポ

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ  2023年2月19日(日) 東京ドーム 感想

最初は行く気は全くありませんでした。
理由はチケットが高すぎるので。
A席で18500円です。

ポール・マッカートニーみたいに35曲、2時間45分みたいな大ボリュームならわかるんですけど、レッチリ17曲、1時間40分ですからね。
ちょうど半分です。
果たしてそれに見合うだけの金額なのか?

さらに大昔(20年前くらい?)に行ったレッチリの埼玉スーパーアリーナのライブがクソだったんですよ。
音がほぼ聞こえてこなくて。
そんなわけでレッチリのライブはイマイチな印象が植え付けられてしまってました。

言っておきますが、僕はレッチリの超大ファンです。
Blood Sugar Sex Magikは生涯の名盤の1つです。

中学の頃このアルバムのギターをコピーしまくりました。
スコアはもうボロボロです

あとカリフォルニケイションをリアルタイムで聞いた時の感動はハッキリ覚えてます。

なのでレッチリに対して複雑な心境を抱いてました。
「好きなのにライブはなぁ、、」という感じで。
ただサマソニとかのライブ映像を見ると最高だったので、
「たまたまあの時の音が最悪だっただけかもしれない、、」
と思ってました。

で、今回行く気無かったんですけど、ライブギリギリで「参加席」なるものが
1万円で販売されたんですよ。
ヤバイ注釈がありまして「ステージが見えません」という席です。

ですが昔、僕はこのミスチルの東京ドームでこの席を買いまして、その時は「見えづらい」という注釈がついてました。
でもライブは見えづらいどころか真横の至近距離で最高のライブでした。
しかし「見えづらい」と「見えません」では大違いです。
「加藤あい」「阿藤快」くらい違います。

でも僕は「レッチリの音をどうしても、もう一回確かめたい!」という思いが強く、その「参加席」を買うことにしました。
「流石にモニターは用意されてるだろうからそれ見ればいいだろ」という気持ちもありました。
ですが、やはり1万円というのはまあまあの出費です。
本来ならそれで普通にライブ見れる値段ですから。

そしてライブ当日、席まで行ってみた所、、

最高の席でした。

やはり真横の至近距離です。
ここまでは賭けに勝ちました。

しかし肝心なのはライブです。
始まりました、、

最高でした。

音はメチャクチャ良かったです。
完全に賭けに勝ちました。
やはり昔と比べてPAは相当進化してると思います。
ドームでも音がクソなライブはかなり減りました。

セットリスト
Intro Jam
1. Can’t Stop
2. The Zephyr Song
3. Here Ever After
4. Snow(Hey Oh)
5. Eddie
6. Suck My Kiss
7. Reach out
8. Soul to Squeeze
9. Nobody Weird Like Me
10. These Are the Ways
11. Tippa My Tongue
12. Californication
13. Carry Me Home
14. Black Summer
15. By the Way
アンコール
EN1. Under the Bridge
EN2. Give It Away

正直新作はそこまで良くなかったので、もっとヒット曲を聞きたかったですが、十分です。
新作の曲もライブでは楽しめたので。
しかしやはりハイライトは昔の曲です。
Can’t Stop、The Zephyr Song、Suck My Kiss、Soul to Squeeze、
Nobody Weird Like Me、Californication、By the Way、
Under the Bridge、
Give It Away
うん、まあこれだけやってくれたらいいでしょう。
ただAround The Worldが聞きたかった、、

始まった瞬間から盛り上がりが凄かったです。
日本でもこんなに熱狂できるのかって思いました。
初っ端はCan’t Stopでした。
音が凄かったですね。
全部の楽器がキッチリ聞こえました。
PLAYは当然最強です。

ライブで感じたのは、アンソニーのボーカルの向上ジョンがギターが弾きまくっていたことです。

アンソニーは昔はそんなに声量ある方じゃなかったんですよね。
元々ラップの人なんで。
ライブ映像見てて「声出ないなぁ」ってことが結構あったんですけど、
今回のライブはそんなこと微塵も感じさせない位、声が出てました。
訓練したんでしょうね。素晴らしいです。
ただ動きは年相応に多少大人しくなってました(笑)

ジョンは僕のイメージでは弾きまくるタイプじゃなく、
渋い感じのロングトーンで音数少な目の一音入魂で弾くみたいな感じでした。
たまたま僕のよく見てた時期のライブがそういうモードだったのかもしれません。
ですが、今回のライブはヴァン・ヘイレンもびっくり、てな感じにバリバリ速弾きの嵐でした。
この人元々、超テクニカルなハードロックもOKな人なんですよね。
MOTHER’S MILKとかもろそんな感じですから。

やっぱりライブでは速弾きで弾きまくってくれると単純に盛り上がりますよね。
非常に楽しかったです。
あと何かやたら機嫌よさそうでしたね。
ファンが撮った移動の様子でもニコニコしてました。
やっぱりレッチリに戻れて嬉しいんですかね?

フリーのスラップベースもちゃんと聞こえましたね。
スラップの音って音響的にキレイに聞かせるの凄く難しいと思います。
勿論派手なパフォーマンスでも視覚的に楽しませてくれます。
フリーは今回のライブがとても感動したらしく、TWITTERで日本に感謝のメッセージを伝えてました。

チャドのドラムは本当に大好きですね。
好きなドラマーTOP10に入ります。
スネアの音が気持ち良すぎます。

そして最後のGive It Awayで熱狂のまま終わりました。

こうしてレッチリのライブで約20年ぶりのリヴェンジを果たしました。
やはりレッチリも時代も進化して来たんですね。
行って良かったです。
これでスッキリと「レッチリ好きです!と言う事ができます。

ただ今回「参加席」が出てなかったら見る気が無かったのも事実。
昨今の急激なチケットの高騰はすごく辛いです、、
ライブは金持ちだけが行くものになってしまったのでしょうか?
僕は上手い道を見つけて少しでも安い値段でライブに行こうと思ってます。

 

 

 

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