ライブレポ

ピクシーズ ライブレポ 11/28 ZEPP HANEDA

ピクシーズのライブに行ってきました。

結論から言うとでした。
twitterでも絶賛の嵐です。

前回はコロナで流れたので改めて来てくれて感謝。

セトリはこんな感じです。

1   Cactus
2   Nimrod’s Son
3   Here Comes Your Man
4   The Holiday Song
5   Blown Away
6   All the Saints
7   Break My Body
8   Brick Is Red
9   Vamos
10 There’s a Moon On
11 Who’s More Sorry Now?
12 The Lord Has Come Back Today
13 Vault of Heaven
14 Gigantic
15 I Bleed
16 Human Crime
17 Monkey Gone to Heaven
18 Wave of Mutilation
19 Planet of Sound
20 Gouge Away
21 Head On
22 Hey
23 Ana
24 Mr. Grieves
25 Caribou
26 Tame
27 Isla de Encanta
28 I’ve Been Tired
29 Debaser
30 Bone Machine
31 Ed Is Dead
32 Velouria
33 Wave of Mutilation
      (UK Surf)
34 Where Is My Mind?

35 Winterlong

赤字は特に良かった曲

内訳

  • Doolittle 10
  • Surfer Rosa 7
  • Come On Pilgrim 6
  • Doggerel 4
  • Bossanova 3
  • Covers 2
  • Head Carrier 1
  • Trompe le Monde 1
  • Others 1

圧倒的大ボリューム、、!!

一緒に行った友達と「25曲は絶対やったよね」とか話してたんですけど、35曲やってました(笑)

MC一切無し。
ハローもサンキューすらも一言も喋りませんでした。
あまりにも濃い音楽密度。

ピクシーズは2回目なんですけど、前回以上に良かったかもしれないです。
1回目も最高でした。
大体2回目って1回目を超えられないんですけどね。
それほど良かったです。

まず音が完璧でした。
ライブで一番重要なポイントです。
一つも文句つける所ありません。
文句が一つも無いのはかなり珍しいです。
ボーカル、2本のギター、ベース、ドラム全ての音がクリアに聞こえました。
ライブではベースはいつも音がイマイチなことが多いんですが完璧でした。
パズさん素晴らしいです。


この新ベーシストのパズさんですが、声がオリジナルベーシストのキム声が激似です。
マジでほぼ一緒に聞こえます。
これは似せてるのか、元から声が似てたのか、、
いい人見つけましたね。

ボーカル、ギターのフランク・ブラック

ホント声が衰えないなぁ~。
ファンの贔屓目無しでガチで全く衰えてません
30年前に出したCDと全く同じレベルで歌えてます。
シャウトもガンガンやってくれました

喉が強いのか、トレーニングしてるのか、、
理想的なロックバンドのボーカルです。
好きなボーカリストベスト10には間違いなく入りますね。

ギターのジョーイ・サンチャゴ

ギターセンス抜群です。
この人のギターが曲の雰囲気を決定づけています。
印象的な「歌える」ギターフレーズがバンバン飛び出してきます。
曲をカラフルに彩っています。
これは非常に大切ながら難しいことです。

ドラムのデヴィッド・ラバーリング


とてもパワフルでした。
そして気持ちいいサウンドです。
多彩なビートを叩けます。
かなり複雑なこともやってます。
さりげなくハイハットを途中で16ビートに変えたり。
普通のロックの8ビートのリズムでは全く無いです。
非常に面白いリズムを叩いてます。

4人集まると完全無欠の「ロックバンド」になります。

そして一番大事なのは「曲」です。
勿論フランク・ブラックが作曲してます。
全くもって普通の曲ではありません。
狂気じみてる曲、歌詞、ボーカルがほとんどです。
しかしながらとてもPOPです。
みんなで楽しめるPOPな狂気です。
最高ですね。

いい曲をレコードにして残す。
ミュージシャンでこれ以上大事なことはありません。
そのいい曲をライブでみんな聞くと一体感が生まれます。
曲がいい、ボーカルがいい、演奏がいい。
だったらそれ以上は何も望むことはありません。

ライブは前半はかなり渋めな選曲でした。
最初がCacutusですからね(笑)

フランクは前半は全部アコギでした。
つまりアコギ主体の曲です。
このアコギも他の音に消されることなくキッチリ聞こえます。

3曲目Here Comes Your Manで歓喜の嵐。



そして次の4曲目が僕の大好きなHoliday song
最高でした。

途中の新譜コーナーは正直あまり聞きこんで無かったので、わからなかったんですけど、
いい曲&短いので楽しめました。
ピクシーズ曲が短いというのが重要(アルバムは30分台)でガンガン曲をやります。
だから35曲もできるんですね。
曲が長いとその分ハードルがあがります。
5分の曲ならそれ相応の価値を提供しなければなりません。
ピクシーズは曲が短い&いい曲なので、ハードルを楽に超えられます。
ビートルズが完全にこのパターンですね。
僕がパンクが好きなのはこれが理由かもしれません。

今回のライブで最初のピークはWave Of Mutilationでした。

この曲が世界に存在することに感謝しました。
ピクシーズお得意の4+2拍子のリズムが最高です。

 

そして間違いなく全員の客が聞きたいと思っていた曲
Debaser

聞けてとても嬉しかったんですが、やはりこの曲だけはCDの原曲版を超えることは難しいようです。
あれは奇跡の録音なんですね。

続けざまのBone Machine


このギターの音こそがオルタナの音なんだと思います。
優しさがない無慈悲で残酷な音です。
最初に聞いたとき少し恐怖感があったのを思い出します。
高校生のとき全く理解できないまま何故か何回も聞き続けました。
そのうちにこの音が奇妙な快感に変わっていきました。
そういうアルバムは一生聞き続けられます。

最後のピークは最後にやってきました。
ニール・ヤングのカバー、Winter Longです。

この曲、カバーが大好きで、昔何回も聞いてました。
自分のMY BEST集にも入れたりしてました。
しかしながら、時が経ちこの曲の存在をすっかり忘れていました。
「今日のライブでやるかな」とかも一切頭によぎりませんでした。
最後にこの曲をやった瞬間、「あー、Winter Longだ!!」と
昔好きだった記憶が一気に蘇ってきました。
サプライズと共に最高に感動しました。

みんな手拍子でアンコールしましたが無し。
ですが、これ以上ないくらい大満足。

PIXIESに影響を受けたバンドはNIRVANA,WEEZER,RADIOHEAD,NUMBER GIRL、、数え切れません。
ホントに偉大なバンドです。

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