新譜レビュー

新譜レビュー! 米津玄師/STRAY SHEEP

ついに天才、米津氏がストリーミング解禁されました!
ということで出たばかりのこの新譜も一瞬で聞けてしまうわけです。
ありがたや、ありがたや、、、、 

ヒット曲だらけで提供曲の本人バージョンも入ってて(ズルい)、、、
こんなの売れない訳ないだろ!! 

さて一通り一聴した感想は、、、
意外と派手さはそこまで無く、 
聞けば聞くほど良くなるスルメアルバムだと思います。

音数がかなり減ってスッキリしたアレンジで最新の洋楽のトラックみたいになってます。
日本では逆に音数詰め込みまくってガチャガチャしたアレンジが多数です。 

米津氏自身も「洋楽とJ-POPの中間を目指す」というような発言をしていたようです。 

最近の洋楽はえてしてメロディが大したことなくつまんないのですが、
米津氏はそこはメロディが美しいのでまさに本人が目指している通り
洋楽と邦楽のハイブリッドの音になっていると思います。 

アレンジは坂東祐大という人と大部分一緒にやっていて
どうやらこの人の影響が相当大きかったようです。 

~~楽曲について~~

1~4曲目までミニマルなファンキーダンスナンバーで固められておりこれは意識的なんでしょうか?
これが米津氏の今のモードなんだと推測します。 
実際1曲目カンパネルラは最後に完成したらしいです。

スッキリしているといっても随所に面白い音や効果音が沢山入っていて
(3曲目感電のイントロを聞いてみよう)そこが飽きさせない隠し味になっているんだと思います。

5曲目パプリカも最初は「foorinのが良くない?」と思ってたんですが、
聞いてるうちにこれも相当良くなってきました。

次の馬と鹿もコードを耳コピしましたが何回転調してんねん
やりすぎや!

7,8,9はメロウバラードゾーン。
特に8のLemonはYouTubeで6億回再生化け物曲になりましたね。
何がここまで受けているのかまだちょっと掴み切れないでいます。
再生数を増やそうとする応援団がいるのかもしれない。 10のひまわりはアルバムで一番ロックな曲僕のお気に入りです。 11、12はエキゾチックゾーンでこれは米津氏の個性の一つになってますね。
11の迷える羊は過去曲の砂の惑星みたいであの感じです。 13のTEENAGE RIOTはもう一つのロックソング。 14、15で終わりに向かっていく雰囲気が漂ってます。 
14海の幽霊は初聴きで「また凄いの出してきたな、、」って感じでした。
世界観がパないです。
15カナリヤは美しいピアノバラード。
そしてまたリピートしてしまう、、僕が米津氏の音楽を初めて認識したのは姪が保育園のお遊戯でパプリカ(Foorin)に合わせて踊っていた動画を見てからです。
一瞬でセンスを嗅ぎ取った僕は(とっくに有名でしたけどw)母に「これ誰の曲?」問い合わせ米津玄師の存在を知りました。 しかもボカロ出身ということで、僕もボカロ曲を作っているので(これについては追々話に出ると思います)親近感が湧きました。 間違いなく今の邦楽の代表するアーティストの一人ですのでこれからも注目していきたいと思います! 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です